買うか迷っている人へ、先に答えを
「ゴーストオブツシマ、評価が高いみたいだけど…自分に合うかな」
そう思って検索した方へ。私も、似た入り口でした。
結論から言うと、戦闘・物語・対馬の景色。この3つが、どれも"メイン"と言えるくらい充実しているのが、評価の高さの正体だと感じました。
よくあるレビューだと「戦闘が神」「物語が神」と、どこか一点を推すことが多いですよね。戦闘シーン・ストーリー・映像美、どれか一つがメインではなく、どれもメイン。だから、人によって刺さるポイントが違っても、ちゃんと満足できる。それが「評価が高い」と言われる理由だと思っています。
管理人この記事では、買うか迷っている人に向けて、なぜ評価が高いのか・どんな人に向いているのか を、実際に遊んだ体験から正直に書いていきます。ネタバレはしないので、安心して読み進めてください。
Ghost of Tsushima はどんなゲーム?
Ghost of Tsushima(ゴーストオブツシマ)は、PS4・PS5で遊べるオープンワールドのアクションアドベンチャーです。私はPS5で遊びました。
舞台は、1274年・元寇(蒙古襲来)の対馬。攻め込んできた蒙古の大軍に立ち向かう侍・境井仁(さかい じん)が主人公です。広大な対馬の島を馬で駆け、刀を抜き、時に物陰に隠れながら、奪われた島を取り戻していく——そんな物語です。
※ 出典:PlayStation Japan(YouTube公式チャンネル)
作品の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ジャンル | オープンワールド・アクションアドベンチャー |
| 開発 | Sucker Punch Productions |
| 販売 | ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE) |
| 発売日 | 2020年7月17日(PS4)/ Director's Cut:2021年8月20日(PS4・PS5) |
| プラットフォーム | PS4・PS5・PC |
| 舞台 | 1274年・元寇(文永の役)の対馬 |
| CEROレーティング | Z(18才以上対象) |
| プレイ人数 | 1人(協力プレイのオンラインモードあり) |
オープンワールドと聞くと「やることが多すぎて疲れそう」と身構える人もいるかもしれません。美しい島を旅しながら、自分のペースで進められます。
なぜ評価が高いのか — 戦闘、物語、絶景という三本柱
「なぜそんなに評価が高いの?」に、私の体験から答えます。
答えは戦闘・物語・対馬の景色という三本柱が、どれも一級だから。一つずつ見ていきます。
① 戦闘 — 戦い方も道具も、自分で組み立てる
このゲームの戦闘は、攻め方を自分で選べるのが魅力です。名乗りを上げて正々堂々と斬り合う"誉れある侍"の戦い方もできれば、草むらに身を隠し、背後から一人ずつ静かに仕留めていく"暗殺・奇襲"の戦い方もできます。
私は、断然この忍びのような暗殺・奇襲スタイルが好きでした。屋根や建物の上を伝って気づかれずに近づき、そっと一人ずつ数を減らしていく——侍としては邪道かもしれない戦い方が、とにかく面白かったです。
この"戦い方の選択"が、そのまま物語のテーマと重なっています。タイトルの『Ghost(=冥人〔くろうど〕)』は、誉れを捨ててでも手段を選ばず島を守ろうとする"もう一つの生き方"を指します。正々堂々の「侍」か、勝つためなら影に徹する「冥人」か。
もちろん、正面から斬り合う「侍」の戦い方にも奥深さがあります。面白いのが、相手のタイプに合わせて「型(構え)」を切り替える仕組み。目の前の敵に応じて構えを変えると、戦いがぐっと有利になります。私も、敵の顔ぶれを見ながら型を切り替えて戦っていました。
道具・装束・奥義を自分仕様に組み立てていくのも楽しいところです。
- 暗具(投げ道具):「くない」「てつはう(炸裂する爆弾)」「煙玉」「とりもち玉」「鈴」「爆竹」など。私のお気に入りは、爆竹で敵を一か所におびき寄せて、そこへ「てつはう」を投げ込む 戦い方。まとめて引きつけて、一気に片づける——これがかなり楽しいんです。煙で視界を奪って隠れる使い方も合わせて、場をかき乱しながら戦う冥人スタイルと相性抜群でした。
- 奥義(伝承奥義):「紫電一閃」「焔の剣」「破裂矢」といった特別な技を、伝承クエストをこなしながら一つずつ覚えていきます。たとえば破裂矢は、普通の矢とは違う特別な一矢を放つ技。弓ひとつ取っても、ただ射るだけでは終わりません。新しい技を習得していく手応えがあります。
- 装束(防具):場面に合わせて着替えるのも大事で、ここを工夫しないと進めにくい場面もありました。探索向けの「旅人の装束」は集めものの在りかを教えてくれますし、隠れて動きたいときは敵に気づかれにくい「牢人の袴」のような装束が頼りになります。
さらに、ここぞという場面で頼れるのが「冥人(くろうど)の型」。発動すると画面が白黒に染まり、敵を立て続けに仕留めていく、必殺技のような技です。冥人として恐れられるようになると、中にはこちらの姿を見ただけで戦意を失い、逃げ出す敵まで出てきます。
こうして自分の戦い方に合わせて、道具も装束も奥義も組み立てていける。「ただ斬る」だけで終わらないのが、戦闘もこのゲームの"メイン"になり得ている理由だと思います。
② 物語 — "最後の決断"に至るまでの過程が、とにかく面白い
そして、やっぱり一番の魅力は物語でした。
その空気感は、公式のストーリートレーラーがよく伝えてくれます。
※ 出典:PlayStation Japan(YouTube公式チャンネル)
物語は、蒙古との戦いでほとんどの味方を失い、生き残った主人公が、たった一騎で島を取り戻そうと立ち上がるところから始まります。
たとえ教えに背き、武士でなくなったとしても——それでも、民を守るためなら手段は選ばない。そんな心の変化を見据えながら、物語を進めていくことになります。
ユナという女性から生き延びるための戦い方を学び、一人では勝てない敵を前に仲間を集めながら、主人公は"侍"から外れた道を進んでいきます。
その変わりように、誰より心を揺らすのが、叔父であり唯一の血縁者でもある志村です。紅葉が舞い落ちる中で武士としての義を教えてくれたその人が、変わりゆく主人公へ向ける眼差し——主人公の「これは本当に正しい戦い方なのか」。この対比が、物語の苦さをいっそう引き立てます。こちらが手段を選ばなければ、相手もまた手段を選ばなくなる。戦いはいっそう苛烈になっていきます。その危うさを見抜いている志村と、それでも前へ進もうとする仁——この二人の攻防こそ、物語のいちばんの読みどころだと思います。
そうして"侍"の道を外れていく中で、主人公は本当に大切なものさえ失っていきます。心をえぐられる場面で、何もできなかった自分を悔やみ続ける。それでも、戦いは止めない。その痛みをくぐり抜けた先に、ほんとうの意味での"冥人"が生まれていくんです。
ネタバレになるので結末は伏せますが、主人公が"最終的な決断"にたどり着くまでの「過程」そのものが面白い んです。一つひとつの選択と喪失が静かに積み重なって、最後の決断に説得力を持たせていく。一本の時代劇をじっくり見届けたような、そんな読後感が残りました。
管理人③ 対馬の絶景 — 馬で走り抜けるだけで気持ちいい
三本目の柱が、対馬の景色の美しさです。これは本当に必見でした。
すすきの野原、色づいた紅葉、夕日の海辺、静かな神社——風に揺れる草木の一本一本まで作り込まれていて、ただ眺めているだけでため息が出ます。
美しいのは、目に映る景色だけではありません。海の音、風、鳥の声、そして音楽が、その情景の臨場感をいっそう引き立てます。まるで長編映画を見続けているような感覚に浸りながら、物語を進めていける——そんな体験は、なかなかありません。
特に、この美しい景色を馬で走り抜ける瞬間が、たまらなく気持ちいい。目的地まで移動するだけの時間が、まったく退屈になりません。「急がなくていいから、もう少しこの景色の中にいたい」と思えるほどだったりします。
「死にゲー?」「難しい?」への答え
物語目当てなら、難易度を下げてOK
私はストーリーを味わいたかったので、難易度は下げて遊んだ記憶があります。「難易度を下げるなんて、なんだか申し訳ない」と感じる必要はまったくありません。自分の楽しみたいものに合わせて難易度を選ぶのは、後ろめたくない選択 です。
難易度は『易しい/普通/難しい/万死』の4段階が用意されていて、OPTIONボタンのメニューからいつでも変更できます。だから「まずは易しいで物語を楽しんで、物足りなくなったら上げる」という遊び方も自由。アクションが得意でない人ほど、最初に易しいへ下げておくと、戦闘で止まらずに物語へ集中できます。
ただし、"迂回するしかない"強敵はいます
ひとつ正直に書いておくと、オープンワールドなので、レベルや展開に対して明らかに強すぎる敵がいる場所がありました。油断していると一瞬でやられてしまう。中には、まともに挑んでも勝ち目がなく、素直に迂回するしかない場所もいくつかあります。
ただ、これは「理不尽な死にゲー」というより、「ここはまだ来る場所じゃないんだな」と受け入れる類のもの。無理に突っ込まず、迂回すれば問題なく先へ進めます。
難易度が気になる人へ。正直に言うと、私が冥人スタイルを選んだ理由の半分は、この「戦いやすさ」でもありました(笑)。実を言うと、一騎打ち(名乗りを上げて一対一で斬り合う)が苦手すぎて、正直ほぼ使っていません。正々堂々で挑むと難易度がぐっと上がるんです。なので、戦闘に自信がない人ほど、忍びの戦い方を選ぶと、ぐっと遊びやすくなると思います。
ボリューム・寄り道 — 探索そのものが楽しい
クリアまでの時間は、正直に言うと正確には覚えていません。というのも、私は寄り道をしまくったから。「何か面白いお話はないかな」とあちこち探索しているうちに、気づけば相当な時間が経っていました。
これは裏を返せば、寄り道や探索そのものが楽しい ということ。
寄り道の中身も、ただ歩くだけではありません。山あいの神社を目指して崖をよじ登り、足場から足場へ飛び移っていく——ちょっとしたアスレチックのような場面もあります。
たとえば温泉(秘湯)に浸かると、主人公が昔のことをふと思い返してくれて、戦闘の合間の、ほっとできる時間になりました。
メインの物語を中心にテンポよく進めることもできるので、自分の使える時間に合わせて調整できると考えてください。
こんな人におすすめ/勧めにくい人
ここまでをふまえて、買うか迷っている人に向けて、正直に振り分けてみます。
こんな人におすすめ
- 評価が高くて、物語のいいゲームを探している人
- 対馬の美しい風景や、馬で島を旅する時間を味わいたい人
- 隠れて仕留める"忍び・暗殺"のような戦い方が好きな人
- 戦闘も物語も景色も、ぜんぶ欲しい欲張りな人
「どれか一つ」ではなく「ぜんぶいい」を求める人にこそ、刺さる一本だと思います。
こんな人には勧めにくいかも
合わないかもしれない人も、正直に書いておきます。
- とにかくサクサク先に進めたい人(広い島なので、移動や探索に時間がかかります)
- "どこでも登れて何でも自由"なオープンワールドを期待している人(対馬も広い島ですが、道や物語に沿って進む場面が多めで、そこまで"何でも自由"なタイプではありません)
- 同じような流れの繰り返しが苦手な人
- 真正面からのゴリ押しの戦闘"だけ"を楽しみたい人
- 戦闘の血しぶきや、残酷な"死"の描写が苦手な人
サブのお話をやり込んでいくと、似た流れの"作業"に感じる場面が出てくることはあります。完璧主義で全部を埋めようとするより、面白そうなものを選んで遊ぶほうが、最後まで気持ちよく進められると思います。
戦闘で敵を斬ったときの血しぶきや、物語の中での"人の殺され方・死に方"の描写が、わりと容赦ありません。ネタバレになるので具体的には伏せますが、そういう場面が苦手な人は、無理をしないほうがいいと思います。
なお、3D酔いが心配な人へ一言だけ。私は酔いやすい体質ですが、このゲームでは酔いませんでした。視点がぐるぐる激しく回らないタイプなので、「モンハンで酔わない人なら、たぶん大丈夫」が目安です。詳しくは別記事「3D酔いしないPS5 RPG 6選」もどうぞ。
管理人価格・どこで買う
Ghost of Tsushima は、PS4・PS5・PC で遊べます。私が遊んだのは PS5 版です。PS5 で遊ぶなら、追加要素や画質の進化が入った「Director's Cut(ディレクターズカット)」が遊びやすいと思います。
価格の目安です。PS5版「Director's Cut」のダウンロード版は、PlayStation Store で 8,690円(税込) が通常価格でした(2026年5月時点)。ただ、発売から時間が経っている作品なので、PlayStation Store のセールでぐっと安く買えるタイミングがしばしばあります。すでに PS4 版を持っている人は、追加料金を払って PS5 の Director's Cut にアップグレードする方法もあります。
パッケージ版(ディスク)は、Amazonや家電量販店、ゲーム専門店などで扱いがあります。中古ならさらに手に取りやすい価格になっていることが多いです。
価格は時期やセール、販売店によって変わります。最新の正確な価格は、購入前に必ず各販売サイトでご確認ください。
なお、本作は CERO Z(18才以上対象)です。店頭で買うときは、身分証の提示が必要になることがあります。
参考:Ghost of Tsushima Director's Cut(PlayStation Store)
まとめ — 「どれもメイン」だから、評価が高い
最後に、もう一度だけ。
Ghost of Tsushima の評価が高い理由は、戦闘、物語、絶景、その三つがどれも一級で、どれか一つに頼っていない ことだと思います。一点突破の尖ったゲームではなく、三本の柱がしっかり立っている。だから、人によって好きなポイントが違っても、ちゃんと刺さる。
私自身は、隠れて仕留める"冥人(Ghost)"の戦い方にどっぷりはまり、対馬の景色を馬で駆け、最後の決断までの物語を見届けました。遊び終えた今も、ふとした瞬間にあの情景が頭をよぎります。
買うか迷っているなら、判断はシンプルです。戦闘も物語も景色も、ぜんぶ味わいたい——そう思えるなら、きっと満足できる一本です。
作品の詳細は Ghost of Tsushima Director's Cut 公式サイト(PlayStation) からチェックできます。
管理人


