結論:物語をじっくり味わいたい人なら、買って後悔しません
「ラスアス、気になってるけど…自分に合うかな」
そう思って評価を調べている方へ。私も、同じ入り口でした。「ストーリーがいい」と評価の高いゲームを探していて、たどり着いたのが The Last of Us Part I です。同じ気持ちでこのページを開いた方も、きっといると思います。
結論から書きます。物語をじっくり味わいたい人なら、買って後悔することはない と感じました。ただ、グロい表現が苦手な人や、3D酔いが心配な人には、先に知っておいてほしいこともあります。
The Last of Us Part I はどんなゲーム?
The Last of Us Part I は、PS5で遊べるサバイバルアクションゲームです。舞台は、感染症によって荒廃した世界。主人公の中年男性ジョエルが、エリーという少女を、ある目的地まで送り届ける——という旅の物語です。
このゲームの本体は「ストーリー」だと感じました、まるでそこにいるかのような臨場感を味わいながらゲームを進めることができます。もちろん、銃やステルス(敵に隠れて進む立ち回り)といったアクション要素はありつつ、すべてをクリアした後に残るのは、長編映画をすべて観終えたような感覚に近いと思います。
なお、私が遊んだのは「Part I」です。partⅡではないのでご注意ください。
作品の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ジャンル | アクション・アドベンチャー |
| 開発 | Naughty Dog |
| 販売 | ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE) |
| 発売日 | 2022年9月2日(PS5)/ 2023年3月28日(PC) |
| プラットフォーム | PS5、PC(Steam、Epic Games Store) |
| CEROレーティング | Z(18才以上対象) |
| プレイ人数 | 1人 |
3D酔い体質の私でも、酔わずに遊べました
PS5のゲームの中には、私には酔ってしまって続けられないものがあります。具体的に酔うのは、スパイダーマンのように視点がぐるんぐるん動く系のゲーム。画面が大きく・速く回ると、もうダメです。
その点、The Last of Us Part I は大丈夫でした。理由はこう考えています:
- 三人称視点(キャラクターを後ろから見る視点)だが、視点がぐるぐる激しく動かない
- 移動も戦闘も、比較的ゆっくりで落ち着いている
公式の「カメラと酔い対策」設定がしっかりある
加えて心強いのが、このゲームには公式の酔い対策設定が用意されていることです。PlayStation公式ブログによると、The Last of Us Part I の設定画面には「カメラと酔い対策」という独立した項目があり、公式も「人によっては、3Dでシミュレートされた動きを見ると酔ってしまうことがある」とし、その対策として用意したものだと説明しています。
調整できるのは、主に次の項目です。
| 設定項目 | どんな設定か |
|---|---|
| カメラの揺れ | 歩く・走るときなどのカメラの揺れの強さを抑える |
| カメラの距離 | キャラクターからカメラまでの距離(引き具合)を調整する |
| 視野 | 画面に映る範囲(視野角)の広さを変える |
| モーションブラー | 動きに合わせて画面がブレる演出を弱める/切る |
| フルスクリーン効果 | 画面全体にかかる演出効果のオン/オフ |
| ドットを常時中央に表示 | 画面の中央に小さな点を表示し、視線の基準にする |
酔いやすい人ほど、「カメラの揺れ」「モーションブラー」を弱め、「視野」を広めにしておくと、体感がだいぶ楽になります。私も、このあたりを調整したうえで遊びました。
参考:『The Last of Us Part I』アクセシビリティ機能の詳細を紹介(PlayStation.Blog)
そのうえで、ラスアスは画面がぐるぐるしないので、最後まで酔わずにクリアできました。
3D酔いしやすくて、PS5のゲーム選びそのものに悩んでいる方は、別の記事「3D酔いしないPS5 RPG 6選」に、酔いにくいゲームの選び方をまとめています。あわせて読んでみてください。
管理人心を動かされた、ジョエルとエリーの物語
このゲームを遊んで、いちばん心に残ったのは「誰かの人生を、すぐ隣で見届けた」という感覚でした。
ジョエルとエリー。最初はただの「送り届ける存在」でしかなかった二人の関係が、旅を通して少しずつ変わっていきます。表情、仕草、声色——その一つひとつが、少しずつ変化していく。 それらを心にとどめながら、物語を進めて行く中で物語の深さを感じていただければと思います。
そして、あまりにも残酷で殺伐とした日々を過ごし続けなければいけない世界の中で、終盤でふっと訪れる"安らぎ"のシーンがあります。なんと言えばいいか……「あぁ、幸せだな」と、思わず見とれてしまう感じです。具体的な場面はネタバレになるので書きませんが、この緩急こそが、この作品の一番の魅力 だと思っています。
グロ表現には注意が必要です
血や死体の描写があり、なにげにグロい場面が出てきます。ホラーやグロが本当に苦手な人は、無理をしないほうがいいと思います。
ただ、グロは苦手だけど物語は気になる、という人へ。設定の「Display(表示)→ Effects(エフェクト)→ Gore(グロ表現)」を「Reduced(軽減)」に切り替えると、四肢欠損や一部の血しぶきが軽減されて、表現がだいぶ和らぎます。 グロが苦手な人は、まずここをチェックしてみてください。
管理人この物語の登場人物には、いい面も悪い面もあります。ストーリーを進める中で「誰かを救うためには、誰かを犠牲にしなければいけない」 ——そんな場面が、何度も登場することでしょう、それでも前に進んで頂きたいと思います。
戦闘システムがおもしろい
物語ばかり語ってきましたが、戦闘システムもおもしろいです。買う前はあまり期待していなかったぶん、嬉しい驚きでした。
戦い方を、自分で選べる
このゲームの戦闘は、攻め方の選択肢が広いのが魅力です。武器で殴る、銃で撃つ、弓矢で狙う、隠れて背後に回りステルスキルを決める、瓶などを投げて敵の気をそらす——そのときの状況や好みに合わせて、自由に組み立てられます。
私自身の遊び方を振り返ると、よく頼っていたのはライフルや弓矢、ショットガン。基本は遠くから狙って倒すのがいちばん楽で、敵が手前に迫ってきたらショットガンに持ち替える、という使い分けでした。隠れて背後に回り、ステルスキルで一人ずつ静かに片付けていく場面も多かったです。火炎放射器でないと手こずる手強い敵もいて、敵が大量に出てくる場面では投げ物が頼りになりました。
そして、限られた素材から道具を作り上げる「クラフト」も、気持ちのいい要素でした。このゲームでは「作り上げていく過程」そのものが楽しいんです。感覚としては、「バイオハザードを、少し現実寄りにした」ような手応えでした。
「ゴリ押し」気味の私でも、ちょうどいい歯ごたえ
正直に白状すると、私はわりとゴリ押しタイプのプレイヤーです(笑)。それでも、敵の数が多くて何度もやり直した場面がありました。
ゲーム難易度でいうなら、「ちょうどいい歯ごたえだな」 と感じました。簡単すぎず、理不尽でもない。何度か挑むうちに突破できる。その臨場感がなんともたまらなかったです。
ひとつ補足すると、このゲームはバイオハザードほど派手で人間離れした展開ではありません。もっと地に足のついた戦いです。
物語の深さばかり語られがちな作品ですが、戦う面白さもしっかりあります。物語と戦闘、その両方を楽しみたい人なら、なおさら満足できる はずです。
管理人クリアまでの時間・ボリューム
本編のクリアには、25時間ほどです。さらに、本編とは別に追加エピソード「Left Behind(レフト・ビハインド)」が収録されていて、こちらは2〜3時間ほど。エリーに焦点をあてた少し短めの物語で、本編とあわせて遊べます。
普通のRPGゲームで考えるなら大分短時間でゲームクリアできる印象があるかもしれませんが、内容は全く薄くありませんのでご注意下さい。
週末を何回か使えば遊びきれる、ちょうどいいボリュームです。長すぎて積んでしまう、という心配は、あまりしなくて大丈夫だと思います。
こんな人におすすめ/おすすめしない
ここまでをふまえて、買うか迷っている人に向けて、正直に振り分けてみます。
こんな人におすすめ
- 長編映画が好きな人。映画を1本観たような満足感があります
- 物語や、本を読むのが好きな人
- 登場人物の表情・仕草・声色が少しずつ変わっていく姿を、噛みしめながら進められる人
- ストーリーの評価が高いゲームを探している人(私もそうでした)
こんな人にはおすすめしない
- グロい表現が苦手な人。血や死体の描写があります
- バイオハザードなどで3D酔いをしてしまう人。ラスアスでも酔う可能性があります
- 派手なアクションや、自由に動けるオープンワールドを求めている人
管理人買う前のギモンに答えます(Q&A)
最後に、買うか迷っている人からよく出そうな疑問に、ここまでの内容をふまえて短く答えておきます。
Q. 3D酔いしやすいけど、大丈夫?
視点が激しく回らないゲームなので、比較的酔いにくい部類だと思います。公式の「カメラと酔い対策」設定もあります。ただし酔いには個人差があり、バイオハザードで酔う人は注意。詳しくは「3D酔い体質の私でも、酔わずに遊べました」の章をご覧ください。
Q. グロいのが苦手。それでも遊べる?
血や死体の描写があり、なにげにグロい場面も出てきます。ホラーやグロが本当に苦手なら、無理はおすすめしません。逆に、その手の表現が平気なら問題なく楽しめます。
Q. クリアにどれくらいかかる?
本編で25時間が目安。追加エピソード「Left Behind」が2〜3時間ほど。長すぎず、遊びきりやすいボリュームです。
Q. 「Part II」をやっていないけど、Part I だけで楽しめる?
楽しめます。Part I だけで物語はしっかり区切りがつきます。「Part II」は別の続編なので、まず Part I から、で大丈夫です。
Q. アクションより物語を楽しみたい。それでも合う?
むしろ向いています。このゲームの本体は物語で、戦闘はその物語を引き立てる要素。物語を味わいたい人にこそ、おすすめできる一本です。
価格・どこで買う
The Last of Us Part I は、PS5 と PC(Steam・Epic Games Store)の両方で遊べます。この記事では、私が遊んだPS5版について書いています。
ダウンロード版は、PlayStation Store公式で 8,690円(税込)。アカウントから購入すれば、すぐにダウンロードして遊べます。
パッケージ版(ディスク)は、Amazonや家電量販店、ゲーム専門店で扱いがあります。発売から時間が経っているぶん、新品でも値引きされていることが多く、中古ならさらに手に取りやすい価格になっています。最新の正確な価格は、購入前に各販売サイトでご確認ください。
なお、本作は CERO Z(18才以上対象)です。店頭購入の際は身分証の提示が必要になることがあります。
参考:The Last of Us Part I — PlayStation Store
まとめ:物語を求めているかどうかで決める
The Last of Us Part I は、登場人物の心の動きを、これでもかと描き切った一本でした。
視点がぐるぐる動かないおかげで、酔いやすい私でも最後まで遊びきれました。
買うか迷っているなら、判断はシンプル。物語をじっくり味わいたい人なら、買って後悔しない一本です。
遊び終えた今も、ふとした瞬間に思い出す——私にとっては、そんな作品になりました。この記事が、あなたの判断の材料になればうれしいです。
管理人作品の詳細は The Last of Us Part I 公式サイト(PlayStation) からチェックできます。



